【カラーエクスプレス】ご購入のお客様の声

色やデザインの変化は塗装の付加価値
カラーシミュレーションを強みに

「家を塗り替えると少なくとも10年間はその色と付き合わなければならない。お客様に色選びで後悔してほしくない」と、永建工業(永浜正明社長)はカラーシミュレーションシステムを導入、自社の強みに進化させようとしている。

社長画像 永建工業様店舗

塗装職人としての修行を経て平成10年に独立、創業した。独立後はもちろん下請けからのスタート。営業力不要など下請なりの楽な面もあったというが、元請けの倒産や不渡り、下請けの理不尽な扱いなど「現況を変えたい」との思いが強まった。

ちょうどその頃、自分と同じような立場の町場の塗装店が、自社元請けで活躍するケースが目立ち始めた。インターネット普及の波に乗ってホームページで直接施工の優位性を訴求、住宅塗り替えリフォームで中小零細の塗装店が台頭してきた動きだ。
これに刺激された。「元請けへ脱却できる魅力はもちろんですが、お客様満足の追求など、ダーティーなイメージを払しょくした塗装業の可能性の広がりに胸が高鳴りました」と当時の心境を振り返る。
差しあたって自社のホームページ(HP)を作成した。
しかし「2年間で引き合いはわずか1件」と散々な結果に。それでも「自分にはそれしか手法が思いつかない」からと、HPづくりの猛勉強を始めた。
「広告には『見ない、信じない、行動しない』といったお客様心理の3原則があります。それに対して、心に響くキャッチコピーに変える、第三者の評価(お客様の声)を入れる、自分の人となりを自己開示するなどさまざまな工夫によって3原則を一つひとつクリアー。それに伴って月に1件から10件、20件と引き合いも増えてきました」とHPの集客が軌道に乗り始めた。
現在、車で半径1時間以内を商圏に活動。月間5~6件の住宅塗り替えを自社元請け100%で受注、安定軌道に乗っている。その一つの要因が同社の職人の働きぶり。
長年苦楽を共にしてきた同社の職人には「お客様満足の追求」という永浜イズムがしっかりと染みついている。
「一定以上の施工品質をキープすることはもちろんですが、それ以上にお客様への気遣い、心配りが大切。お客様がストレスを感じずいい気分でいてもらうことを常に意識し行動していれば、お客様との良い人間関係が構築できる。その関係性が職人を精神的に楽にし、やる気が起きて結果的に良い仕事につながる」と説明、「お客様が職人をベタ褒めしてくれる」環境が成長をもたらしていることは間違いない。
それとともに「変わらないために変わり続ける」と永浜社長は言葉を続ける。「情報化社会の中では、塗り替え工事に関する知識も増え、ニーズも多様化しお客様は常に進化し続けています。それを先取りする進化をこちらがしていないとすぐに市場から弾かれる」と、現在の自社のポジションを維持し続けるためにも「変わり続ける必要がある」と力を込める。

変わり続ける行動のひとつとして昨年から導入したのがカラーシミュレーションシステムだ。「既にカラーシミュレーションの存在を知っている方から『お宅はできますか?』と逆に聞かれることもある」と情報の進化を実感したことも導入を急いだ理由。それとともに「家を塗り替えると少なくとも10年間その色の住宅で暮らすことになります。お客様の嗜好だけでなく、ご近所との景観上の関係性も含め、軽視できません。色やデザインによる外観の変化は塗り替え工事付加価値のひとつだけに、そのことによって後悔してほしくない」と色提案ひとつにも気遣いを見せる。
同社にとっても初めてのカラーシミュレーションシステムの導入。所属している塗装業者の団体“塗魂ペインターズ”のメンバーの奨めもあり、「カラーエクスプレス」に決定した。
カラーエクスプレスは東京工業大学発のベンチャー企業・インターローカスが開発、販売しているカラーシミュレーションシステムで、これまで面倒とされてきたマスキング作業をわずかな時間で自動的にエリア分けするオートマスキング機能、プロのカラーコーディネーターの配色スキルの活用、iPadを連動させたプレゼンなどそれまでのカラーシミュレーションにはない画期的な機能を搭載。特にプレゼン力を高めたいとする元請志向の塗装店の間で瞬く間に話題になった。
そうした使いやすさへの期待とともに永浜社長の導入の決め手になったのが、日本ペイントの配色デザインシステム『ハナコレクション』の配色パターンを搭載していたことだ。
「尊敬する同業の先輩の影響」でメインの材料を日本ペイントに切り替え、ニッペ製品のファンに。「使っている塗料との整合性といった面でもハナコレを搭載している意味は大きい。配色を決めるといってもお客様には難しい作業。ハナコレクションの配色提案は多くの人が好感する“花”をモチーフに説得力のあるストーリーまで用意されており完成度が高い。お客様にとって最適の配色選択のツールになる」と全幅の信頼。
現状は「色にこだわるお客様への提案」として施工の決まった顧客へのサービスに活用、「満足していただいている」と効果を実感している。それだけに「例えば操作のHOW TO動画を作成するなど、もっと使いこなせるフォローをしてもらえるとプレゼン段階から活用でき、相見積りでの競争力もアップする」と期待を寄せる。

ペイント&コーティングジャーナル掲載